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個別原価計算のコツ

さて、個別原価計算といえば原価をどのくらい使ったかを示す表、単価、完成か未完成か引き渡し済みか否か、といったデータが与えられて、そこに自分で単価をかけて計算すると思います。

例えば、

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みたいな問題形式ですよね。(自分で問題を作ってみました)

これを総合原価計算みたくボックス図をつかって解いてみようと思います。

こんな感じになります。

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どうでしょうか。Zは材料費の頭文字、Rは労務費の頭文字、m/oは「Manufacturing overheads」で製造間接費の意味らしいです。経費と頭文字が被ってしまうので、経費はK、製造間接費はm/oとしています。というわけで、自分はいつもこんな感じで個別原価計算を解いています。

no1は期首に300,000円かかっていたから期首に書く。当月かかったZ・R・m/oを書く。完成したから期末仕掛は存在しない。じゃあぜんぶの原価が完成品になる。あとは完成して売っていれば売上原価として集計する対象になる。会計士試験では「売上原価はいくつか?」と聞かれやすいですよね。

no2は期首はなし。完成しているので期末もなし。ただし、売っていないので期末製品になる。

no3は期首はなし。完成していないのですべての原価が期末仕掛になる。

こんな感じです。